共感覚を記憶術に使う



「擬似的な共感覚」をつかった変換方法について説明します。

みなさんは共感覚という言葉を知っていますでしょうか? ものを食べると、指先に形を感じる。音を聞くと、色が見える。文字の形や音から色が見える。見ただけで触ってもいないのに触感を感じる。このような特殊な感覚をもった人々が世界にはいます。

共感覚は一部の人びとだけものです。しかし、「共感覚“ 的” なもの」は誰しもが多かれ少なかれ誰もが持っているのです。人間はたとえば、「携帯電話」という言葉を聞いたとき、その言葉を認識するまでの間に、頭のなかで何らかの決まったイメージがスパークしているのです。

一瞬なので知覚できないことが多いですが、必ずイメージが頭の中でひらめいてから、認識をしています。そのとき、一瞬あなたの頭のなかでひらめくイメージとはどういうものでしょうか?

実はこのひらめくイメージは携帯電話とまったく関係のないイメージだったりします。人によって、「幼稚園のクレヨン」が頭のなかで浮かんでから携帯電話になったり、「キヨスクで売ってるガム」が浮かんでから携帯電話になったりするのです。

なぜそんなイメージが浮かぶかというと、あなたの経験でどこかでそれらが携帯電話と結びついているからです。過去に、携帯電話に幼稚園のクレヨンで落書きをして親に怒られたり、キヨスクでガムを買ってる間に携帯を落としたことがあったのかもしれません。

もし「携帯電話」という言葉を覚えたい場合・・・頭のなかで決まったイメージが浮かぶならば必ずそれを使ってみてください。

たとえば、貴方が「ディスクロージャー」という言葉を見聞きしたとします。
デスクロージャー・・・企業の社会的責任が強調されてきている中、企業が、一般投資家や株主、債権者などに対して、経営内容などの情報を開示すること。

貴方はこの語句の意味をしらべ、この言葉おぼえたいと思ったとします。このデスクロージャーという言葉を変換法で変換するときに・・・。

デスクロージャーの意味を調べたときに、貴方の脳の中で一瞬感じる映像、印象。あたかも共感覚のように必ず浮かんでくるイメージ。そのイメージをとらえてください。そのイメージをうまく捕らえることができ、それを変換で使うことができれば、かなりの確率で長期記憶になってくれます。

難しく考えることはありません。要は、「一瞬ぱっと浮かんできたイメージがあったらそれをとらえて、変換に使おう」というだけです。その単語を聞いたときに必ず出るイメージ、感覚。時間にして大体2秒以内に直感で浮かんできたものが貴方の共感覚のイメージです。



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