多くの人が誤解しているイメージで記憶するときの注意点



あなたが憶えやすい情報はどんなものでしょうか?
意味が良くわかり、ストーリー性があり、キャラクター性があり、面白い、感情がわいてくる・・・といった有機的な情報がもっとも覚えやすいですね。

例:( 北の千年、脅威の記憶法、ふとん圧縮袋、カモシカ。)

反対に憶えにくい情報は、無機的な情報です。意味がない、意味がわからない。面白みがない。単調である。・・・といった無機的な情報は覚えにくいものです。
例:( Pwxbu 、ストムシトィフ 、578891 、ゝли )

記憶術の半分は、無機的なものを有機的な覚えやすい情報に変換することにあります。難しく憶えにくい言葉を具体的で分かりやすい言葉のイメージに変換するのです。

こういった、いわゆる“ 変換法“ については、記憶術を学んでいる皆さんは一度は使ったことがあると思います。ここで皆さんに注意していただきたいのは、イメージをつくるときにもなるべく有機的なものを作ってほしいということです。自分が面白いと思えたり、感情が沸いてくるものが記憶ができるものです。有機的なイメージをつくれば、記憶に長く残りやすくなります。

さて、この有機的なイメージを作るというのは大事なポイントですが、多くの人が間違いをおかしやすいのが、「突飛な想像をすれば記憶に残る」というものです。実は突飛な想像は、必ずしなければならないかというとそうではありません。突飛な想像をしたためにかえって忘れやすくなるということもあります。

それはどういうことかというと、自分が面白いと思えないのに「無理やり突飛な想像をつくった」とき。また、「突飛な想像」をあまりにも多用して混乱してきたとき。こういうときは、かえって忘れやすくなってしまうのです。

私は以前、記憶術本の感想文でこういう文章を読んだことがあります。「ミカンと冷蔵庫を覚える時に「 冷蔵庫の上にミカンを置く」 では印象が弱いので「 ミカンの上に冷蔵庫を置く」 みたいなイメージをするのですが、アホらしいから僕はすぐに忘れてしまいました。」

この人は突飛な想像を無理やり作ろうとして「自分が本当に面白いと思っていない」イメージを作ってしまっています。これではかえって忘れやすくなっているのです。突飛なイメージよりももっと大切なのは、有機的なフックをするということです。大事なのは「退屈でない」イメージにすることです。

みかんと冷蔵庫を結びつけるとき、自分が面白いと思う想像はなんでしょうか? 自分が有機的だなと思う想像はどういうものでしょうか。

ただ単に突飛なイメージにするのは逆に忘れやすくなります。自分が「なんでこんな不条理な形にしないとだめなんだろう?」なんて考えてしまうような退屈な変換はやめましょう。突拍子もないものを” 無理矢理に” 作ろうとすると、退屈になるのは目に見えています。無理にイメージせず、楽しいイメージをしましょう。



このページの先頭へ