無駄な努力なしに資格試験・受験に合格するための具体的なテクニック



試験はとにかく効率です。仕事に生かしたい、もしくは単に興味がある、という方以外は「資格認定証」や「合格証書」を狙って勉強している方がほとんどでしょう。

よく受験勉強の仕方として、「完璧主義は駄目。合格点ラインを狙おう」という考えがあります。私がこれからお話する勉強のやり方も、合格圏内にいかに早く到達するかということを前提にしています。

このやり方は、記憶術を使うということも考慮したやり方でして、市販の受験方法論とはちょっとやり方が異なるかもしれません。

「バカでも解ける問題集」の薦め。
バカでも解ける問題集( 略称: バカ解け) は私の造語です。私自身この方法論を実践し、ずいぶん助けられました。ここで勘違いしないでもらいたいのは、「簡単すぎる問題集を買ってく
る」という意味ではないんです。自分でバカ解け問題集を作るのです。

やり方を簡単にご説明しますと、
1.まずは問題集を一冊吟味して選ぶ。
2.その問題集に図やイラストを書き、解くためのヒント、間違えやすい問題文などにマーク、注意書き、まとめを書き・・・・問題集をにぎやかに、とにかく自分が最速で解きやすい、“ バカでも解ける問題集“ にします。
3.あとは5 回以上繰り返す。

これだけです。なんのこっちゃと思われるでしょうが、いまからご説明します。
問題集を一冊吟味して選ぶ。
市販の受験本では問題集テキストを一冊づつに絞ろうという考え方が主流ですね。その考え方には私も同意です。問題集は一冊を「問題を暗記するぐらいに」やりこむのが一番です。さまざまな問題集をとくよりも、一冊に集中したほうが力がつきます。

「バカ解け」に使う一冊はよく吟味して選んでください。問題数が多すぎず、少なすぎないもので、書き込む余白の大きいものがいいです。過去問がもちろんベストです。よく受験攻略本などで、「過去問を最初から使おう」、「過去問中心に勉強しろ」などと言われています。過去問は試験勉強のスタート時から使うものだという考え方には大いに同意します。

最短で合格したい場合にはこれしかありません。「平成の資格王」中村一樹氏のリストラクチャリング方式ですね。ただし、適当な過去問題集が見つからなかった場合は、べつに過去問にこだわる必要はないです。とにかく書き込みやすい本を選びましょう。

図やイラストやヒントなどを書き込む
書き込みをするまえに・・・まずざっとテキスト冊子を読んで理解しましょう。これだけは普通の勉強です。バカ解けの問題集の問題を解きながらテキストを見て覚えていってもいいんですが、書き込み自体は一通り出題範囲をクリアしてから始めてください。

さて、テキストを読んで一通り内容をつかみましたか?次には、一通り問題を解いてみましょう。今解いた問題のポイントなどをつかんだら、いよいよ書き込みを始めましょう。とにかく自分が最速で解きやすい、“ バカでも解ける問題集“ にします。あとで複数回問題集を解くためにこうするのです。

そもそも、問題集の一番効果の高い使い方はなにか? それは問題を覚えるぐらいに繰り返し解くことにほかなりません。よく合格体験記本などに、「一冊の問題を繰り返し解いた」と書かれてありますよね。あれこそ問題集の本来の使い方です。

反対に、最悪の使い方は「テキストを覚えたかどうかチェックするかのごとくに利用する」ことです。特に一回一通り終わらせただけで満足してしまうのは最悪です。それは、「模試」でやることですから・・・。

あとで繰り返し最速で解けるよう、あたかも問題集をテキストにするぐらいの勢いで書き込みをします。(もちろん、答えをそのまま書くのはNG ですよ。問題文を読み飛しても解けるというのはNG です。問題文をギリギリに軟化するヒントを書き込んでください。この匙加減が難しいですが。)

ヒント、イラストの多用で、あとでささっと二回目、三回目・・の演習をするための問題集をつくります。「なんだ、マーカーやヒントだらけにしたら本当の実力が身につかないんじゃないか?」と思われる方もいるかもしれませんが、心配無用。繰り返し解いたほうがよっぽど実力がつきます。

やってみるとわかりますが、この書き込みの過程は結構楽しいです。はじめてマインドマップを読書のまとめを描いたときのような快感を得られるでしょう。楽しくなければ興味がわかず記憶になりません。ですからこのやり方は勉強を楽にしてくれ、同時に効果を高めます。図やイラストを書き、解くためのヒント、間違えやすい問題文などにマーク、注意書き、まとめ書
き・・・いろいろと書き込んでください。自由気ままに書きましょう。他人に見られることを意識してはいけません。

問題文を解きやすくするための書き込みをしてる最中に、あることに気がつきませんか? それは、テキストに書かれてある知識と、問題を解くための知識の微妙な違いです。問題を解くためには、テキストに書かれてあること以外に覚えなければいけないことが多いです。(反対にテキストに書かれていることでも問題を解くために役にたたないことも多いですが)

この単語が問題に出てきたらこう答える問題だ・・・とか、この部分がひっかけだとか。この部分で自分はいつも見落としやすいとか。そういった気づいたところも大切にマークしておいてください。

そして・・・あとで記憶術を使う際に覚えたいことを特定します。さきほど自由気ままに書き込むと書きましたが、問題を解いていてぱっと思いついたイラストや単語などがありましたら、書き込んでおいてください。記憶術も併用するノートにするのです。

あとは繰り返す
さて、自分が解きやすい問題集になりましたか? それができたら、さっそく2 周目、3 周目・・・5 周目以上の問題演習に取り組みましょう。バカ解け問題集を繰り返し解くのです。(時間をどんどん短縮していきましょう)

やってみるとわかりますが、これも楽しいです。解きやすい問題をスイスイ解けてるときは勉強は楽しいです。勉強が楽しくはかどっているときはあまり眠くなりません。問題集を普通に繰り返し解くのは苦痛ですし、複数回演習するのは大変です。その意味でバカ解けは作業をグッと楽にしてくれます。

ガンガン繰り返して解き、書き込んだイラストや文などを繰り返し読みましょう。書き込みは修正するところや、追加したいところがあったらどんどん訂正し書き込みます。サッと解けない場合は、書き込みが足りないのかもしれません。

バカ解けを一通りやり、手ごたえをつかんだら他の問題集や模試に取り組みましょう。ここでようやく、テキストを覚えたかどうかチェックするのです。そこで解けなかった問題があったら、バカ解けに載っている問題だったらバカ解けに再び書き込みをし、載っていない問題だったら他のノートやテキストなどに書き込んでおきましょう・・・・・・もしくはその問題は捨てましょう。合格圏内に届くのに必要でないなら捨ててしまうのも一つの方法です。

繰り返し解いているうちに、問題集の解答に記入するのもめんどくさくなってくるときがあると思います。もし頭の中で答えがはっきり導きだせるのならば、そこで答えをみてもOK です。とにかく最速で問題が解ければいいのです。私はそういう時、バカ解けには回答用紙に書く必要なしという意味のマーク記号を書いておきます。ご自分で色々と、素早く問題集を終わらせる方法を試してみてください。



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